『珈琲の世界史』紹介(1)

珈琲の世界史 (講談社現代新書)

珈琲の世界史 (講談社現代新書)

書影と目次、前書きの一部が公開になりました。


おもいきりストレートなタイトルと、シンプルなデザイン。

帯には英題の「Coffee -A Cup of World History-」の文字。

編集氏から「カッコいい英文を考えてほしい」という無茶ぶり(!)を受けて、いくつか出した候補の中から選ばれたもので、これがこの本のすべてを表していると言ってもいいくらい、個人的にもお気に入りのフレーズです。

(特に英作文の)センスには自信がないのだけど、他の方々からも概ね好評のようで、ちょっと安心しています。


もともと、手軽に読めるのが「新書」の良さの一つです*1。この本は「コーヒーの液体そのもの」の代わりに、「コーヒーの歴史物語」が注がれたカップのようなもの。カップ一杯のコーヒーを飲むような気楽さで「味わって」もらえたら嬉しいです。

*1:濃い内容を詰め込みまくった前著『コーヒーの科学』のことは棚に上げますが。ブルーバックスのときの編集担当氏が、今回の本を見ながら「ホントはこのくらいの厚みと値段の方が部数が出るんだよなぁ……」と、ぽつりと言ったとか言わないとか。